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架空の町トーン・チェスター
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脚本・構成 
池田長十 Chozyu Ikeda

「誰かを演じるという役を演じる」

最近、「ふとしたきっかけ」というものをよく考えています。ふとしたきっかけで成功した、ふとしたきっかけで恋に落ちた……日常、こんな話を耳にし、また口にするかと思います。けれど果たして、これって実際のところはどうなんでしょう? 少なくとも僕は、そういう経験がないようです。「大きなきっかけ」は当然僕にも幾つかありました。でもそれらは意図的に掴んだきっかけであって、「ふとした」ものじゃないんですね。

ですが近頃、こういうのをやはり「ふとした」と表現するんだろうと思うようになりました。つまり、「意図的」だったものを、「ふとした」と表現するようになるまでには、ある程度の時間が必要なんだなと気付いた訳です。

さて、本作品は、そんな「ふとしたきっかけ」で誰かを演じる羽目になった人々の物語。 「劇中劇」「作中作」といった言葉がありますね。劇を演じているという設定の劇、物語を書いているという設定の物語。それになぞらえて言うならば、ずばり本作品は、「役中役」もの。要するに「誰かを演じているという役を演じる」、そんな朗読作品です。

会場でとは言いませんが、そのしばらく後にでも、「いや、ふとしたきっかけでグラス・マーケッツを観てさ」なんて会話が聞けたら……これほど嬉しいことはありません。


音楽作成
原澤孝之 Takayuki Harazawa

グラス・マーケッツの全オリジナルサウンドを手掛け、心地よくリズミカルなサウンドを得意とする。グラス・マーケッツの中で唯一京都在住ではない。大阪を中心に自身のバンド「phono」で活躍する他、DJ STICKKとしてクラブイベントに参加するなど、活動範囲は幅広い。


映像
Re-Wall

まちの中にある、歴史的建造物やビルなどに、ビデオプロジェクターを使って建物の場所や歴史にちなんだ映像を投影することで、対象物のもっている/もっていた公共性を再構築し、まちを歩く人たちに公共性とは何なのか問い直す提案を行う映像ユニット。
pob@tcn.zaq.ne.jp

メンバー
加藤文崇 山崎伸吾 長谷川敦 加藤俊介 中川まさし
(プロジェクトごとにメンバーの変動あり)

主な活動履歴
2000年 京都のまち各地でライブパフォーマンスを展開
2001年 石正美術館(島根県)にてライブパフォーマンス
2001年 藤平陶芸(京都・清水)内の登り窯展示を演出
2001年 (株)五大エンボディーと介護施設導入のための『水たまりの廊下』を共同開発
2002年 旧三隅町立三隅小学校(島根県)校舎にてライブパフォーマンス
2004年 小磯美術館(兵庫県)にて展示


照明
垣内洋介 Kakiuchi Yosuke


1998年より劇団Bee-pleのメンバーとして照明を担当する。同劇団では映像・ウェブデザインもつとめる生粋のスタッフ。「仮設劇場WAは大変おもしろい空間。朗読と映像がこの特殊な空間の中でうまく映えるような明かりを目指したい。いつもとは一味違ったグラス・マーケッツにご期待ください」(→HP)

Marble.co(フライヤーデザイン)
西陣の町屋に事務所を構えるデザイン集団。ここ数年、グラス・マーケッツは、朗読作品のフライヤーを彼らにお願いしている。GMオリジナルDVD『グラマー氏の落とし穴』のアート・ディレクションもマーブル・シーオー。