佐野 真希子


季節を感じるイベントだったなあ。

いや、しみじみしてるわけじゃない。実は私、かなり四季の移り代わりに疎い。だってよく「去年の今頃はこんなに暑くなかったわ」とか「こんなに雨が降ってなかった」とかよく言うでしょ。

でもわたしは、「何月何日何曜日何時何分ヨオー?覚えてるわけないでしょ?一年前!」「暑さって一年前の感覚ホントに覚えてんの!?」

とまあ、覚えてないのでこんな風に毒づいていました。

しかし!そんな私にも改革が!(ようやく本題)

今回のイベント建仁寺のお庭を演出するために全ての窓を取っ払ったのでとっても気温が重要。

しかし、一週間前には、「ちょっと暑いよ〜。9月なのに!どうにかしてよ!」と怒っていたのに本番1〜2日前、
「さ、さぶい。こんなの窓開けてダイジョブなわけ・・・?」

そして当日。寒かった。

しかし!お客さんはおとなりさんもいるので良い感じだったと信じたい。しかも風がビュービュー吹いてたんだけど、お客さんにはこれも演出かと聞かれるくらい雰囲気を盛り上げた天気に満足します!

こんなに天候を考えたのは初めてです。これはやっぱり来年も覚えてるかもしれませんね。
 

 



中野まみ


最近つくづく元気っ子宣言撤回です。大きなイベントが終了するたびに、お決まりのようにやっぱり風邪に苦しんでおります。

風邪のひどさはイベントの気合いの入れ方に比例する…今回は、もう1週間も薬を飲み続けておりますが、一向に回復の兆し見えず。あー、よっぽどの気合の入れ方だったのだわ(笑)。

さてさて、建仁寺イベント、無事終了いたしました。今回の作品、ストーリー自体は、簡単で単純なものではあったのですが、構成が複雑だったということもあって、登場人物をうまく整理できなかったという方も多かったではないでしょうか。

ワタシたち自身も全体の流れを把握するのが難しく、長い時間をかけてお互いのイメージについて話すことを繰り返して来ました。

映画のカットを意識した時世の並べ方…これを表現するのがなかなか至難の技。とにかく、世界観を作り上げるのにずいぶん時間を費やした気がします。

しかし"お寺"というロケーションには、ずいぶん助けらました。なによりお庭!!まるで絵画のような背景。ムクムクと想像力を掻き立てられる不思議世界が確実にありました。ああいった奥行きのある空間で、演じるというのは初めてかも。

初めてと言えば、演出や演技をちょこっと変えてみるだけで、ちがった作品が出来上がるというのを実感したのも、今更ながらに今回が初めてでした。

とにかく、グラス・マーケッツの方向性がまたまたはっきりしたような、そんな作品に仕上がったような気がします。天候が悪い中、足をお運びくださった皆様、本当にありがとうございました。


田中文


いや〜楽しかった! 一言でいえばこれです。めちゃくちゃ緊張もしたし、噛んだし、決して完璧ではなかった。けれども楽しかった!

実は私グラス・マーッツに入るまでの24年間、朗読はもとより演劇さえ経験ナシ。全くの素人。いっぱいいっぱいの日々。

それがやっと2年目に入り、なんとなく朗読というものが分かりはじめ、台詞も増え、ちょっと調子に乗ってきたかな……と思っていたところに「文ちゃんのパートは、今回オール芝居だから」という長さんのお言葉。

晴天の霹靂。そりゃないっす!やっと朗読のコツをつかんだ、次の舞台こそは!と意気込んでいたんですよ。また、ゼロからスタートっすか!?朗読やりたいっす!というのが本音。でもシタッパ田中はやるしかない!おうっ!やったろやんけー!!!

その日から「芝居って一体何!?」で頭がいっぱい。とにかく言われたことをやってみる。すると今度は違うことを言われる。それをまたやってくる。するとまた違うことを言われる。

ウキーッ!となりつつも、またやってくる。すると、「一番最初にやった演技覚えてる?」。なんじゃそりゃー!?と突っ込みたいところを抑えつつ、結局は自分の力量のなさを嘆く。

そんなこんなで、脚本、場面、心情、関係、いろいろ考えた。今まで自分がいかに怠けていたかも痛感。

自分のことばかりを書いてしまいましたが、今回朗読ゲストを迎えたことも、私にはすごく勉強になりました。椎原、上村両氏は、やはり存在感や立ち振る舞い、朗読にはない空気を持っていました。

結局、何が楽しかったのか説明できないまま、ここまで書いてしまいましたが、沢山の人々に見ていただけたということが、実は一番の満足かもしれません。本当にありがとうございました。感謝です。
 

 


池田長十

今回は、本当、勉強になりました。何せ、初めてのことが多くて。

佐野も書いていましたが、これほど日々天気予報をサイトでチェックしたイベントは過去にありません。おかげでちょっと天気図が読めるようになってきました。

「早くこの高気圧、南下して来い!」なんて。いや、勉強になったのは、天気のことじゃないんですけどね……。

でも、こんなに天気を気にしていたのに、当日は2日とも曇り、雨……。(「でも」ってのは僕の心情です)

しかし、天候が悪い中、たくさんの方に来て頂き、有難いかぎりです。おかげさまで、無事成功に終わったように思います。

さて、今回、久しぶりにたくさんゲストを招き、音楽面、役者面でも非常に充実したイベントとなりました。

原澤の作る音楽は、今までになく艶っぽいというか、映画的というか、とにかくドラマ的で、そこに、道下さんのトランペット、井幡さんのシターが入り……と、とても良い空間を演出してくれました。今回の音楽、非常に気に入っています。

そして、役者(朗読)で参加しもらった、上村さん、椎原さん。

上村さんは、本番で思いっきり佐野のセリフを飛ばし(これがうちのメンバーなら僕はカンカンです)、練習では、椎原さんは迷わずうちの事務所に辿り着いているのに、彼はバスを何度も間違え辿り着けない(これまた、うちのメンバーなら僕はカンカンです)……

と、地図の読めない男性と、地図の読める女性ぶり発揮してくれたお二人でしたが、一緒に作品を創ることが出来たのは、すごく楽しい時間でした。

いやいや、皆様、本当、お疲れ様でした。そして、有難うございました!